LaLa 2007年7月号

● 自分の想いに気づいてしまった憐れな子羊、というか子狐たち。葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」は、子ダヌキ、じゃなくてハルヒをめぐって、お互いに踏み込めなくてかえって傷つけあってしまう不器用な双子の姿が描かれています。一方で、パリでなにやらたくらんでいる鏡夜。物語が大きく動く音がします。
● 自分の想いに気づいてしまう憐れな子羊はここにも。藤方まゆ「あぁ愛しの番長さま」は、海に向かったそうかたち。そして、彼らの前に現れた、やたらと加藤くんにつきまとう女性の正体とは? おとなしそうで、ものすごく直情なそうかさんの性格が夏空に映えて気持ちよいです。
● 気づいている?気づいていない? 天然な女の子を中心に二人の男の微妙な想いが交錯するのは、森生まさみ「たまごでごはん」。読みきりだけれど、背景にはいろいろと複雑な事情もありそうで。どこまで天然なのかわからないとこが魅力のマチコ嬢の気持ちの育ち方を見てみたい気もします。
● 気づいてしまう。自分の想い、その想いが禁じられていること、でも膨らんでいくこと。草川為「龍の花わずらい」は、脇でシャクヤをサポートしてきたルピナのそんな想いにスポットを当てます。冷静そうなその表情の下で自分の想いに迷っているうちに、事態はどんどんと進んでいきます。物語の行方にも、ルピナの想いの行方にも、目が離せません。
● 気づいてしまう、きみを想うことができない自分に。それがきみを傷つけたとしても、自分が傷つくほうが怖かったから。樹なつみ「デーモン聖典」が描くのは、おおきな世界の根っこにいるちっぽけな人間のちっぽけな心。そして、増幅されていく哀しみ。次回、最終回です。

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サイン会があります

ララ2007年7月号によると、7月に津田雅美さんと田中メカさんのサイン会があるそうな。場所は東京・新宿と池袋。
白泉社のサイトにも情報があるので、ご関心のある方はどうぞご覧ください。
田中メカサイン会の事前予約はもう始まっていますよー。

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ララ2006年9月号

● 初コミックス(9月)おめでとうな、藤原ヒロ「会長はメイド様!」。最近のララに多いえらくケレンな設定なのですが、その中身はとっても正統派な清く正しい少女マンガ。強気な女の子と、その上をいく俺様な男の子のラブコメディ。でも、私の関心は、メイド喫茶の店長さんだったりする。かわいいけど、しっかりもの。ラブ。
● ケレンといえば、こちらが本家の葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」。ここのところぎくしゃくしていたハルヒと環。そのまま夏休みに突入か?というところに現れた、ハルヒ父の仕事仲間、美鈴さんの娘。なんだかこの二人の関係をかき回してくれそうな予感。普通のラブコメなら、ここで一気に進展があったりするんだけど……ヒロインがヒロインだからなあ……。
● ケレンというかファンタジーというか、斎藤けん「with!!」も連載再開。設定の深刻さのせいか、わりと軽めに進んだこれまでの展開でしたが、どうやら腰を据えて、これからは重めの展開もありそうな雰囲気。「影」の描き方に個性がある斎藤けんだけに、楽しみ。
● ケレンというか……絶句。藤方まゆ「あぁ愛しの番長様」は、正しい少年マンガ。いえ、少女マンガの間違いではなく。やはり、どんどんエスカレートして、インフレを起こしていくというのがセオリーなのか? 主人公の恋愛未満な関係も、いい感じです。11月号から連載再開とか。さてさて、ここからどの方向に進んでいくことでしょうか。
● ケレンの道をまっすぐに突き進んでいる時計野はり「お兄ちゃんと一緒」。私はここまでお兄ちゃんラブな話になるとは思いませんでしたよ。それでも、まっすぐで一生懸命な主人公のおかげで、読後感はさわやか。今回は、誕生日、ある決意を胸に秘めた桜ちゃんのお話。お兄ちゃん達(というか正)と泰三パパが企画した誕生日プランとは? そして、桜ちゃんの決意の行方は?
● 出会いと別れ。それを乗り越える想い。田中メカ「セーラー服にお願い!」は最終回でした。

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ララ 2006年8月号

● 最後まで素直じゃないふたりの、見た目は低体温、でも実は熱いかもしれないラブストーリーマツモトトモ「英会話スクールウォーズ」が完結。徹底してクールな画面がひきだすその奥の熱い気持ちのギャップが、やはりかっこいいです。
● 終わりが見えない日々と、消え去っていった日々。そのふたつが交錯する刹那が、永遠への入口。緑川ゆき「夏目友人帳」は、DXで連載されているシリーズの一作。妖怪が見える高校生・夏目が出会う不思議な出来事を、夏の蛍の池を舞台に、静かに真摯に描いていきます。この世界の外に触れることができるという孤独を描くことで、この世界に生きることの意味をかすかに伝えてくれます。
● かつての師に疑問を持つルシン。そして、その疑問に動揺しながらも、追求していくシャクヤ。巻き起こる砂嵐。ストーリーのテンションが何重かに重なり合って次回へと心拍数を高めていきます。草川為「龍の花わずらい」は、じわじわと仕組まれていた伏線がぴしっと張られた回。画面にもいろいろと挑戦が見られます。
● 今回はハニー先輩が主役な葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」。ハルちゃんに距離を置かれてしまったあわれな殿はともかく、本筋はどこか「ラブ・エゴイスト」のシリーズを彷彿とさせるノリでした。
● 一言コメントを。江咲桃恵「ほいきた!りんご組」の「8月11日」ネタにぴんときた読者は何割いたのだろうか。いや、たしかに私は8月11日に夏コミュニケーションなわけだが。
● こういうネタがわかってしまう不幸。緑川ゆきサイン会(初!)が、8月13日に京都で開催。8月13日……京都……。
● そんで、8月6日は立正大学大崎キャンパスで「ララ学園☆夏祭り」だ! 白泉社サイトにも情報が載っているので、関心のある方はご覧下さい。

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LaLa 2006年7月号

草川為「龍の花わずらい」は、なんというかいやらしいわ、なクワンがよいです。そんなクワンに気をとられている間に、お話はするりとルシンの方へ。そんな構成もすてきです。
●なんというかいやらしいわ、までは、まだまだかなり間のあるこちらは、葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」。いやらしくはないものの、だからといってハルヒにあんな狼藉を働くとは、許すまじ、環。
●本当に始まりましたよ、藤方まゆ「あぁ愛しの番長さま」。設定に開き直って、ノリで勝負したのが勝因か?と思っていたのですが、実はクールで超然としている加藤君のキャラがなかなかいいのではなかろうか、とも思い始めています。ある意味、ハルヒにも似てるな。
●クール&ビューティ(ただしブラック風味)な糸部香が今回の主役な森生まさみ「らぶ・ちょっぷ」。さて、ようやくキーパーソン「にぃやん」の実態に近づいてきたようですが、今後の展開はいかに?

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